数量計算書をエクセルで作る方法

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数量計算ソフトの使い方・特長・ダウンロードなど

簡単入力マクロ付き数量計算書はMicrosoft 365に対応し、簡単入力計算書となりました

【簡単入力計算書】とは?

エクセルを利用した土木工事数量計算書の作成支援ソフトです。20年前に公開し、雑誌にも取り上げられ多くの方にご利用いただいております。

パソコンで技術計算をおこなうイメージ

特長

  • EXCELワークシートへの入力マクロですので、数量集計の様式は自由に編集できます。既存のワークシートを利用する事もできます。
  • 上付き文字(指数計算)対応のユーザー定義関数(ans関数)により、算術計算が簡単に処理できます。
  • 新土木工事積算大系に対応しています。標準化された工事工種体系をドロップダウンリストにより入力し、簡単に数量計算書を作成することができます。
  • 納品用副ファイルを作成することができます。副ファイルは自由に配布可能です。
  • 動作環境
    • Windows 10/11
    • Microsoft 365

初期バージョンとの違い

  • データ用のExcelファイルを廃止して、1つのファイルにまとめました。
    • サイズが半分程度になり軽快に動作します。
  • 最新のExcelに対応
    • Microsoft 365のタブ・リボンにボタンを配置しました。
  • 設定用シートで書式の設定ができるように変更しました。
    • 工事工種体系設定
    • 集水桝設定
    • 登録単語設定
    • 単位入力設定

ダウンロード

本ソフトはダウンロード販売になります。キャンセルはできませんので、御理解の上購入いただきますようお願いします。

ダウンロード後simple_calc100.zipを解凍します。

【解凍後のファイル】

簡単入力計算書.xlsm

簡単入力計算書ユーザー専用サポートページへのリンク}

基本的な使い方

  1. EXCELから簡単入力計算書.xlsmを開きます。タブに【簡単ツール・体系ツリー・計算書・単位の入力】が追加されていることを確認してください。
    数量計算ソフトの使い方を説明1
  2. タブの【計算書】をクリックすると、リボンが変わります。その中にある【ANS関数小数一位止】を使って、任意のセルに数式文字列を入力し、その結果を表示させるフローを説明します。
    数量計算ソフトの使い方を説明2
  3. Sheet1のセルC3に数式文字列(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10)x10を入力、セルG3をアクティブ(クリック)にして【ANS関数小数一位止】ボタンをクリックします。ここでダイアログボックスが表示されますので[計算式の位置]にセルC3を指定してOKボタンをクリックします。
    数量計算ソフトの使い方を説明3
  4. セルG3に[=ROUND(ans(C3),1)]が代入され550が返されます。
    数量計算ソフトの使い方を説明4

ANS関数とは

ANS関数でできること

構文:=ans(数式文字列の位置) 数式文字列の計算結果を返します。

  • 計算例1 乗算は * x X × が使えます。除算は / ÷ が使えます。
  • 2*2x2X2×2/2÷2  8(計算結果)

  • 計算例2 全角も使えます。
  • (0.15+0.33)×1/2÷2+√(9)  3.12(計算結果)

  • 計算例3 [ ]内及びスペースは無視します。
  • 0.30  [m]  x  100  [m2]  30(計算結果)

  • 計算例4 数式と関係ない文字の混在も可能です。
  • 15箇所/3日+10箇所/2日  10(計算結果)

  • 計算例5 指数(上付き文字)を認識します。
  • 22+21/2+52/3+3-5  8.34234(計算結果)

  • 計算例6 ワークシートの数学/三角関数が使えます。角度はラジアン(radian) °を付けると(degree)
  • 22+log10(100)+sin(π/6)+sin(30°)  7(計算結果)